キャンサーリボンズ・がん支えあい

しょうたろう

2009年06月17日 14:17

今朝の『めざましTV』で初めてキャンサーリボンズという活動を知った。

現在 3人に1人の割合でかかると言われている癌。
もし あなたが癌になったら、家族が癌になったら。
考えたくないから考えないようにしてる?
自分は大丈夫だとおもってる?  何を根拠に?

私もそうでした。ただ何となく自分が癌患者になるなんて思ってなかった。
父親が肺の癌で亡くなった。
友達が乳がんで手術した。
でも 自分が癌だって言われて  「えッ?!」

治療に関しては今はセカンドオピニオンがあって選択肢があるけれど、一旦治療が始まり癌患者としての生活が始まってみると疑問がいっぱい湧いてきた。
看護師さんは「何でも相談して下さい。何でも聞いて下さい」と言ってくれましたが、治療に関することは聞けても 心の問題までは相談できませんでした。

抗がん剤の影響で私の場合は吐き気はなかったものの 脱毛は免れませんでした。
シャンプーのたびに手に大量にからみつく髪の毛、排水溝にどっさりと山盛りの髪。
恐ろしいほどでしたが患者同士の話の中では私はまだナルイほうで、きつい抗がん剤を使用すると1週間でほとんどの髪の毛が抜けちゃったという人もいました。
まだらに抜けてみっともないからって潔く剃ってしまった人もいた。

何もかもはじめての事で患者同士の情報交換が頼りだった面もある。
ウイッグに関してもそう。
一人は20万円のウィッグを買った。一人は5万円のウィッグ。一人はアピタのファッションウィッグ 7000円ぐらいの。
治療にお金がかかるのに高いウィッグは買えない、いったいどんなウィッグがいいの~?

そして退院してからの問題。転移や再発しないために、どうしたらいい?
どんな心づもりで、どんなものを食べ、どんな毎日を送るのか?

がん患者さんは告知されてからは2度目の人生を生きるとよくいいます。
生きているって限り(かぎり)があるってことを告知されたんですネ。

今朝キャンサーリボンズという活動を知って 書かなきゃいけないといつも思っていたことをツラツラと書いてみました。
(医師にも看護師にもできない)心の支えがどんなに大切か (もちろん家族は支えてくれましたが…)

    告知を受けた時から心のケアが必要です。



関連記事